左足の足首を骨折したので、その記録。
原因
スケボーしていて転んだ。
スケートパークで慣れない傾斜を滑ったら板だけが前に飛んでいって体が取り残された。

結果
左の外くるぶしが5分割され、左足首の軸にあたる骨を横断する形でひびが入った。
折れた瞬間の所感
ボキッと音が聞こえたりした?と聞かれたが覚えていない。
衝撃が強い。捻挫なのか打撲なのか自分では判断できない。
足の小指をタンスの角にぶつけたりすると、ツーーーンとして痛みが去るまで動けなくなるが、それのすごい版が来る。
大丈夫? と聞かれるので答えたいが、自分の中の衝撃の整理がついていないので、ちょっと待って? を繰り返す人になってしまった。情報の多さに戸惑う女オタクかのように。
一応立ってみたが、全く力の入らないクニャクニャした部分があるので折れていそうだとわかった。
その後
手術してバラバラになった骨を並べてもらった。
入院は2泊3日。全身麻酔。全治3ヶ月。
わかったこと
熱が出る
骨が折れると折れてから一時間くらいで熱が出てくる。
風邪とかではないのでそれほどしんどくはないが、熱に伴って頭痛も出るので辛い。スケボーは骨を折りやすい
折りやすいらしい。知らなかった。怪我人を隠す配慮は大変にありがたい
よく駅で体調不良の人を救護するときに布で隠したりしているが、あれ、本当にあったほうがいい。突然注目の的になって衆人の目に晒されることへの心理的抵抗感は、健康な状態からは想像もつかなかったものがある。老若男女かかわらずああいう配慮したほうがいい。すぐには手術してもらえない
病院にも都合というものがあるのでその場ですぐ処置してもらえるとは限らない。
今回は2日後にすぐ対応してもらえたので助かったが、折れっぱなしのまま待機するのが辛かった。骨がバラバラだと痛い
当たり前だが、折れたものが不正な位置にあるということはすごく痛い。
折れている(まだくっついていない)にしても本来あるべき場所に並んでいるときはそれほど痛くない。
あるべきものがあるべき場所にあるって大事なことだとわかる。部屋が片付いていないと命にかかわることがある
部屋が……狭い! 汚い。
骨が折れているときはあんまり部屋の片付けができない。探し物ひとつにも苦労する。
経路が確保されていないとあぶない。部屋がきれいであるということが命に関わってくる。
明快な収納をしておく必要がある。 部屋が汚いまま骨折したので、一時帰宅できないとしたらあの部屋から誰かに荷物を取ってきてもらわねばならない……と搬送されながら気が気でなかった。松葉杖は万能ではない
松葉杖を借りたことで動き回れるようになったが、足が腫れているときは松葉杖があったところで直立の姿勢を保つのがつらい。立位になると足元に血が落ちるので1分くらいしか立っていられない。
いわゆる「骨折してる人」のイメージで足を吊ってる意味がよくわかった。腕が塞がっている
松葉杖を使う人は両手が塞がっている。
買物行けない、料理できない、傘使えない、電車乗る時のピッできない。肩に掛けるタイプのトートバッグみたいな鞄も案外持てない。 普通の人は足が折れていないので、すべてのしくみは足が折れていない人向けに作られている。現代に生まれていてよかった
塹壕に寝かされている負傷兵の気分になる。
自分が本当に、鹿とかじゃなくてよかったと心から思った。野生の鹿だったらこれで人生(鹿としての一生)が終わっていた。野生動物だとしたらもう助からんやろこれ。大部屋は本当に眠れない
入院しているのは具合の悪い人ばかりなので夜間に看護士を呼ぶことが頻繁にある。神経質な人は個室を申し出た方が安眠できます。もしくは性能の良い耳栓を持参しましょう全身麻酔について
時々目が覚めない人がいるという話を聞くので若干不安があったが特に問題なく終わった。担当医に感謝。
変な夢が見られるかもしれないとちょっと期待したが何も見なかった。無。何も覚えていない。キングクリムゾンで時間を飛ばされた人と同じ状態。
喉に管を入れられるので喉の痛みが出るが2日ほどでおさまった。一回で十分
折る前までは、人生で一度くらい骨折してみたいな〜、などと考えていたが、折れてみると一度で十分だということがよくわかる。
教訓
- 不慣れな分野ではその行動が難しいことなのかどうかも自分では判断がつかないので慎重になること
- 不慣れなことをする場合は慣れている人に同行してもらうのがよい
- カルシウムは毎日適量を末長く摂取すること
- 自分で自分の生活を思い通りにコントロールできる状態というのは大変に恵まれている
以上です。皆様もご安全に。