最近(2024/01/15〜)

2024/01/14


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valeriya_gogunskayaという人。こんな風に動けたら楽しいだろうな〜と見るたびうっとりしてしまう。しかし絶対に名前を覚えられない。

Duolingo。久々にやった。まだダイヤモンドリーグに残留していることになっていた。今回ちょっと遊んだことでランキングに加えられてしまったので今週で降格させられるのでしょう。一旦復帰するとシャカリキにやり続けないとどんどんランクが落とされていく。

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神戸VAGUE。脳天ビリビリするくらい良い空間だった。完膚なきまでにおしゃれ……もはやおしゃれとかnotおしゃれみたいな話ではないな、全部にバシーッ!と神経通すとこんな感じになるんだなと思った。

ザラザラした壁につや消しの金属の飾り棚が取り付けてあって、そこに曇ったピンク色の水晶の塊みたいなもんがゴロッと置いてあって生ハムメロンを初めて食ったときのことを思い出した。窓の外を車が通っていって室内にチカッチカッと反射光が入ってきたりするのがよかった。でっけえ写真の中にスッポリ入り込んでる感じだった。ふだん生きててあんまり味わえない感覚。

神戸って根本的にイケてるよな〜。大阪も都会だけど、神戸のなんだかよくわからないけどステキな感じ…とはちょっと違う。港町だから…? 海の向こうからなんか新しくてステキなものが来る感じがしてるんだろうか。ただ、見えちゃってるからだろうけど、海抜が低すぎて怖かった。一度そう思うと見えていなくても海への近さが体に張り付いているような感じがする。実家付近の海抜ってそういえばどれくらいだったんだろうと調べてみたら700m程度とのことだった。

 

2024/01/15

面談。大の大人のたすけて〜を発した。

 

2024/01/16

仕事の兼ね合いで早朝に出勤。具体的には4時に家を出る。4時に家出たら余裕だなと思っていたのにうっかり二度寝していたらしく4時に目が覚めた。10分で用意して家飛び出して間に合った。間に合うんだ。

朝早かったので早めに帰宅しようとしていたが帰ろうとすると何かが飛び込んでくる感じの日だった。

 

2024/01/17

ずっと原口沙輔を聞いている。

夜勤。階段の上り下り久々すぎて足ガクガクした。たかが階段でこんなんなる? 稽古から離れすぎると自分がどれだけ弱くなったのか直視するのが怖くてますます戻れなくなる。負債の額を確かめることができない。諦めて受け入れて復帰して、やったとて二度と前の状態に戻すことはできない、でもできることをやるしかないんだよ…のものすごく小さい版をやってる気がする。小さい版でもこれだから大きい版は考えただけではてしない、依存症や天災地変で受けたダメージから立ち直るのを私はもしかしたらできんかもしらん、なってみなわからん、自分はもうそんなん本当に自信ないから、だから募金とかするのかもな。私利私欲の募金。

 

2024/01/18

明け休み。あまり記憶がない。日がな一日生ハムを削っては食べ削っては食べしていたと思う。

カラオケ行こ!の映画見た。野木亜紀子。狂児のビジュアルをTOKIOの長瀬で想像していたので綾野剛あんまピンときていなかったけど見たら全然狂児だった。中学校の空気とか良かった。今の今まで中学校のことを忘れていたけど見ると思い出す。小人の国を覗いてるような気分。ミナミ銀座の雰囲気はちょっと千林大宮っぽかった。そこをサラにしてホテルができるのは西成に星野リゾートができるみたいなことなのかもしらん。

 

2024/01/19

なんか一日パタパタ行ったり来たり行ったり来たりしていた。昼を変な中華料理屋で食べ、夜に全く同じ中華料理屋で飲んだ。同じ店に一日2回行き、同じ人に一日2回奢ってもらったことになった。久々に脳貧血みたいな状態になりテーブルでゲロ吐いた。テーブルでゲロ吐くのはやめましょう。

夜中に社用携帯が鳴って瞬時に切れた。何かが起きているのは間違いなさそうだがこっちに飛んできたのは何かの間違いだろう……もう一回掛かってきたら出よう……とゆめうつつに思っていたが結局鳴らなかった。早朝に折り返したら操作ミスとのことだった。だってさ。

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暮れからせっせと読んでいる。あとがきがビッシリで読み応えがある。剃毛しているキャラクターにポツポツと剃り跡を描写するのは絶対に信念があってそうしているんだろうなと思う。沖縄空手はガッツリ棒があるので憧れがある。お気に入りのキャラクターはルナ・カーンです。

 

2024/01/20

遠出するときサーモスにあったかいコーヒー入れて持っていくことを、荷物になりそうだしやめとくか…、どうしても飲みたかったらコンビニで買うたらいいし、で置いていくときも多いが、買ったもんは結局さっさと飲み終えたくて焦ったりすぐ冷めたりするんで、重いとか邪魔とかは気にせずサーモスを持って行ったほうが絶対にいいよ。移動しながら自分でいれたコーヒー飲んでぼーっとしていると、結構、豊かな気持ちになるんで、そういう労力は惜しまないほうがいいよ…。と自分に対して思った。

 

ムササビの話。

実家で昔ムササビを飼っていた。厳密には飼ってはいけない種類の動物なのでは……と思うが、ボンネットのどこやらに挟まって動けなくなっていたのを父が連れて帰ってきて、そこからなんとなく放し飼いになっていたのだった。ムサと呼ぶことになり、一年か二年くらいのあいだ家にいた。ムササビは昆虫とか果物を食べ、中でもとりわけてスイカが好きで、体毛は襟巻きを作りたいくらいきめ細やかな手触りがあり、どこまで嗅いでも干した藁のような植物性の匂いがした。昼間はソファーに放り出している丸めた毛布の中などで寝ていて、寝ている前足をつまんで持ち上げると手と足の間のマントみたいな膜の部分が、折りたたまれた高級毛布みたいな質感のその部分が、タヌキの金玉みたいにビローンと伸びるのだった。
とても静かな動物だった。全く鳴かないのでどんな鳴き声だったのか思い出せないくらいだが、一度ブランケットの中にいるのに気づかず家族の誰かが尻で踏んだときに一度だけ「マー!」と言った。
けっこう人間の顔を覚えているようで、両親・私・妹くらいは理解して近づいてくるし噛んだりもしないのだが、来客には決して近づかなかった。その頃は曾祖母がまだ生きていた。曾祖母からは何か変わったにおいがするらしく、曾祖母の姿を見たときだけ牙を剥いて飛びかかり、何度でも襲いかかるそぶりを見せた。ある昼下がり、ムササビはたまたま居間に現れた曾祖母に踊りかかって、ザクッザクッザクッ!という感じで何度も脛のあたりに噛みついた。曾祖母はやや恍惚の人になりかけていて、私たちがムササビを飼っているということもムササビという生き物が家の中をうろついていることも恐らく分かっておらず、ただ何かに襲われているということだけは分かっていて、「たれか、この獅子を取ってくれぇ!!」と言った。そのときの「獅子」の感触。人生で一番リアルな「獅子」だった。ある晩ムサは屋外へ散歩に出してやったきり戻ってこなくなった。首輪をつけているわけでもないのに律儀に家の中まで戻ってきていたことのほうが今にして思えば不思議だった。父はいたく悲しんで、暗くなると赤いセロファンを貼り付けた懐中電灯で庭先や藪の中を照らし、ずいぶん長い期間探していたが、結局最後まで見つからなかった。たぶん山へ帰ったと思う。