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いつも地味な服を着ている。服のことがわからないので、手に負えるところまで因数分解すると地味になる。明るい色とか、柄物とか、一枚では着られないような形とか、なんか自分で工夫しなきゃ見られないような感じの服はだいたい無理で、何も考えずに選んでも大丈夫になるところまで削ったらこうなった。どういうことかというと、ユニクロ。今いきなりユニクロのCMに映り込んじゃっても大丈夫なくらい、ユニクロ。全身、ユニクロ。今売ってるアレキサンダーワンの下着、すごい良い。すごい生地だ。未来のツルツル感。ぜんぶこれにしたい。

でも、「明るい色の服を着る」って、何も自分のためではないな〜みたいなことを最近思う。周りの人間のために明るい色の服を着ろってことではなくて、世のおしゃれな服を着ている人は自分の喜びのためにそうしていると思うんだけど、自分のためにしているそのおしゃれな装いが周りの人をも幸せにしているよな〜と思う。おしゃれな人が街を歩いているだけで、存在しているだけで、世界が一ミリだけ明るくなっている。おばちゃんとかがすげえ柄の服とかすげえ派手な色の服を着てたりするのも、外界に対して刺激を発してるというか、無刺激に慣れた目には新鮮で、いいな〜と思う。年取ると派手な服着たくなるのちょっとわかるような気がする。みんな自分のために装ってくれ、そして装ってくれて、いてくれてありがとう……と思う。